代表あいさつ

代表あいさつ

みなさんこんにちは。
TRPGサークル「だいす堂」代表の藤田隆芳(ふじた・たかよし)と申します。

マスターふぢやん2005年9月の創立以来、「だいす堂」は多くの皆さまに愛され、ご指導・ご協力を頂きながら、ここまで大きくなることができました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

だいす堂のTRPGイベントは、主に3つです。

まず、第3日曜日に伊勢崎で行われる「定例会」。次に、館林で行われる「両毛コンベンション(R-con)」。そして、渋川で行われる「エヌ・ポイント(N-pnt)」です。ここでは、メジャーなシステム・流行のシステム・最新のシステムから、マイナーなシステム・大むかしのシステム・未訳の海外システムまで、バラエティに富んだゲームを楽しんで頂くことができます。私たちスタッフだけでなく、参加者のみなさんひとりひとりの手でつくって頂く、何でもアリの空間です。

ですが、これだけではありません。
不定期に開催される、大規模コンベンション。もしくはテーマ付きコンベンション。これも、「だいす堂」の大きな「ウリ」です。たとえば、15卓規模で開催される「だいす堂マキシマムコンベンション」、通称「D-max」。あるいは、冒険企画局のシステムだけを集めた、「北関東冒険企画局オンリーコンベンション」、通称「B-fes」。こうした企画コンベンション、あるいはテーマコンベンションは、私たち「だいす堂」スタッフが日頃のご愛顧に対する気持ちをこめて開催いたします。地域の中でも腕に自慢のGMのみなさんに集まっていただき、安心して快適にTRPGをお楽しみ頂ける空間をかたちづくるべく、スタッフ一同努力・工夫を重ねています。

しかし、定例会にしてもコンベンションにしても、私たちはみなさまを必要以上に「お客さま」扱いすることは、残念ながらできません。
定例会イメージそれは、「だいす堂」のイベントを本当に作り上げていくのは私たちスタッフではなく、参加者である皆さまひとりひとりである……と私たちが考えているからです。
どんなに楽しいシステムがたくさんあっても、どんなに優秀なGMがたくさんいても、どんなに快適なプレイ空間があっても、参加者の皆さまひとりひとりが、楽しい空間づくりにご協力くださらなければ、意味がないのです。
決して多くのことをお願いするわけではありません。
参加しているほかの方々の立場に立ち、思いやりを持って発言・行動して頂くこと。
自分ひとりが楽しければいいというのでなく、同じテーブルについた他の方々のことをも(GM、PLにかかわらず)楽しませてあげること。
私が代表として、だいす堂のあらゆるイベントに参加される皆さまにお願いしたいのは、このことです。「楽しむ気持ち」と同時に「楽しませる気持ち」。これを、皆さまひとりひとりが持ってくだされば、「だいす堂」はもっともっと楽しいサークルになると思います。これこそまさに、私が「だいす堂」をたちあげた「原点」であり、ただひとつ持っている「こだわり」なのです。

2019年末以降の新型コロナウイルス感染拡大により、世界は大きく変わりました。だいす堂を取り巻くTPRG環境も、決して例外ではありません。長く、オフラインセッションの会にこだわってきた「だいす堂」ではありますが、この方針を大きく見直さなければならない時期に、もしかしたら来ているのかもしれません。
しかし、私たち「だいす堂」の活動の根底にあるもの、それは決して変わることはありません。
それはシンプルに、「TRPGを楽しみたい」という気持ち。そこに参加する人たち全員で、楽しいTRPG空間を共有したい。その思いだけは、変わらず持ち続けていきたいと考えています。

今よりもっと楽しいTRPG空間をめざして。
「だいす堂」はがんばってまいります。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

平成21年3月1日 執筆
令和4年4月1日 加筆・修正

TRPGサークル「だいす堂」代表
藤田隆芳