だいす堂Q&A

だいす堂Q&A

ここでは、初めてだいす堂に参加される、または参加を検討されている方々からの問い合わせのメールで多い質問をご紹介したいと思います。

Q1、TRPG自体を全く(またはほとんど)やったことがないのですが、参加できますか?

A、大歓迎です。ぜひおこしください。
卓分けボード
だいす堂のイベントでは、卓分けの前に各GMのみなさんに、「TRPG初心者受け入れは可能か、可能であれば何人まで受け入れ可能か」を明らかにして頂いています。

それらを参考にして頂き、「このGMはTRPG初心者不可だからやめておこう」「このGMはTRPG初心者2人までだから、まだ大丈夫かな」「このGMはTRPG初心者が全員でもOKといってるから、安心して入れるな」など、ご自身の目で判断して頂くことができます。


Q2、どのようなシステムが立つのか、事前にわかりますか?

A、残念ながら、わかりません。

だいす堂の開催するイベントのうち、D-maxやB-fesといった企画コンベンションでは、事前にGM候補の方々にオファーを出しますので、立候補するGMのリストは1ヶ月前ぐらいから順次公式サイトで発表していきます。
それ以外のイベント ―― 定例会、R-con、N-pntは、GMさんも当日に募集しますので、当日実際にいってみないとどんなGMがどんなシステムで立候補するかはわからないことになります。


Q3、クトゥルフしかやったことがないのですが、大丈夫でしょうか?

A、残念ながら、前述のとおりいつもいつも「クトゥルフ神話TRPG」が立卓するとは限りません。

ぜひ、これを機会にクトゥルフ以外のシステムにもチャレンジしてみることを強くおすすめします。

キャラシートQ1の内容とも重なりますが、GMさんには「TRPG初心者対応」と同時に「システム初心者対応」(TRPGは何度もやっているが、ソードワールドはやったことがない、など)も明らかにして頂いています。そちらを参考にしてみてください。

余談ですが、だいす堂はどういうわけか、スタンダードなシステムよりも、メジャーかマイナーかという点で一段下がる、いわゆる「とんがったシステム」が多く立つ傾向が強いようです。
そんな状況もあって、立候補するGMさんは「システム初心者は全員でも対応可能」という方がほとんどです(下手にこの項目で人数制限かけると、卓が成立しませんのでね)。ですから、知らないシステムでも安心して入って頂けるケースが圧倒的に多いので、ぜひ初めてのシステムにもチャレンジしてみてください。新しいTRPGの楽しみ方が見つかるかも知れません。


Q4、ゲームの世界観などについて、どの程度の予備知識が必要ですか?

A、Q3とも内容が重なりますが、だいす堂のGMさんはほとんど「システム初心者が全員でも対応可能」という方です。

ラクシアに関する知識がなければソードワールドに入れない。
アーセルトレイのことを知らなければステラナイツに入れない。

これでは「システム初心者でも対応可能」とはいえませんよね。
もちろん、ルールや世界観に関する知識は、ないよりはあったほうが楽しめることは間違いありません。
ですが、それが必須条件というわけではもちろんありません。「あるに越したことはない」程度にお考え頂き、気軽に参加してみてください。

ただ、中には「ガンダムセンチネルです、ゲームそのものをやったことがない人は歓迎ですが、アニメ『機動戦士ガンダム』を見たことがない人はご遠慮ください」。あるいは「艦これRPGです、システム初心者歓迎ですが、ソーシャルゲーム『艦隊これくしょん』をやったことがない人は(以下略)」なんて人もいます。その場合にはGMさんがGM紹介(アピールの時間)で言ってくれるはずです。

判断できない場合は遠慮なくGMさんに質問してみてください。


Q5、動画を見たり、リプレイなどは読んでおいたほうがいいのでしょうか?

A、市販されていたりルールブックに付属していたりするリプレイは、システムや世界観を理解する上で、Q4同様「読んでおくに越したことはない」範疇のものと考えてください。

セッションの机ただ、あえて逆説的にここで「TRPG初心者は、下手に動画を見たり、リプレイを読まないで参加したほうがいいこともある」という代表個人の私見を述べます。
リプレイは読み物としては大変楽しい場合が多いですが、特に実際のセッションに参加したことのない読者が「ダブルクロスをやると、こんな感動的な物語ができるんだ! こんなこともできるんだ!」と勘違いされることが多いようです。

リプレイのセッションに参加しているのは、システムデザインやライティングをしているプロ中のプロ、もしくはプロ中のプロに選ばれたセミプロ級のツワモノたちです。彼らはメシのタネに毎日セッションしています。彼らだからこそできる遊び方というものがあるのです。特に実名はあげませんが、中には「素人にはオススメできない」ようなことをして笑いをとるプロの方もいるようです。アマチュアの我々が同じようなことをしようとすると、大惨事になること請け合いです。

リプレイを読んで参加される方は、「素人が下手に玄人(プロ)のマネをしようとしない」ことを肝に銘じておかれることを、強くお勧めします。


Q6、ロールプレイは、どこまで求められますか?

A、これは、ある程度経験を積まれた方からくることの多いご質問ですが、GMさんの求めるものによる、としかお答えしようがありません。

近年様々な工夫を凝らし発売されている、『ロールプレイ支援システム』を備えたシステム。例をあげると「銀剣のステラナイツ」や「オモテとウラのRPGストリテラ」などです。こうしたゲームの場合、かっこいいロールプレイをすればするほどキャラクターが強くなったり、ロールプレイそのものを楽しむためのシステムとしてデザインされています。となれば、煮えたセリフのひとつも吐かなければお話にならないでしょうし、恐らくGMさんや他のPLさんも、その認識で集まっていると思います。

では、「ソード・ワールド2.5」や、「クトゥルフ神話TRPG」はどうでしょう。もちろんこうしたゲームにおいてもキャラクターになりきって遊ぶのは楽しいですが、そうしたからといって別にキャラクターが強くなるわけではありません。ロールプレイには(失礼ながら)上手な人もいれば、あまり得意でない人もいます。そこまで求めるのは……微妙になってきますね。

さらに、これが「ダンジョンズ&ドラゴンズ」ともなると、楽しむポイントがまったく違ってきます。もはやシミュレーション・ウォーゲームの世界といってもよいかもしれず、余計なロールプレイ要素は一切排除するGMさんも多い。というか、他に考えることが多すぎて、ロールプレイしている余裕がない、という人が多いのではないでしょうか。

結局のところ、GM紹介を聞いて、どこまで求められるのかを判断して頂くほかない、というのが実情です。


Q7、セッションにいきなり参加するのは怖いので、見学から始めたいのですが?

セッション中A、大変申し訳ありませんが、見学の受付は特殊な場合をのぞき原則としてお断りしています。

多くの場合、TRPGは物語の世界に入り込み、キャラクターの立場になってロールプレイすることが求められます。そうすると、三十路四十路のオッサンが、いたいけな女子中学生・女子高校生のロールプレイをすることだってあるわけです。同じテーブルについて同じゲームをしている者どうしならば違和感はないのですが、知らない人が端から見るとあまり気持ちのよいものではありません(落語や歌舞伎を初めて見る人が、男性の演者が女性を演じることに違和感を覚えるのと、同じ感覚かもしれません)。

そんなことを思ってかどうか、TRPGをやる人の中には、ゲームに参加していない人にテーブルをのぞきこまれることを異常に嫌う方もいらっしゃいます(代表自身はとりたてて気にもなりませんが)。

見学するくらいならどうせ同じことですから、ぜひ清水の舞台から飛び降りたつもりで、セッションに参加してみてはいかがでしょうか。案外、ハードルは低いものです。実際のTRPGセッションとはどういうものか、こればかりは、実際にやってみないとわからない。見学しただけではわかりませんよ。


Q8、必要な持ち物はなんでしょうか?

持ち物A、あなたがPLとして参加されるなら、特別に必要なものはありません。
最低限、筆記用具とノート・メモ帳の類と、ダイスがいくつかあれば充分でしょう。

ダイスについては、昨今は特殊なものを使うシステムはかえって少なくなってきていますので、6面体ダイスが3~5個、10面体ダイスが2個もあればよいのではないでしょうか。
もちろん、中にはD&D(4面体、8面体、20面体など様々)やダブルクロス(10面体を鬼のようにたくさんふります)のような特殊例もありますから、そういうのを遊びたいと思ったら、ご自分でそろえる必要はあるかも知れません。ですが、たいていの場合GMや他のPLから借りることができますので、その点もご安心ください。
(TRPG用ダイスは100円ショップのセリアで買えます。2個買っておくと、色々なシステムで遊べるようになりますのでオススメです)

ルールブックについても、あなたがどうしても遊びたいと思うシステムだったり、常備してもかさばらない文庫本サイズ(ソードワールド2.5やダブルクロス3rdなど)、新書サイズ(サイコロフィクションシリーズなど)のものなら、持ってきても損はないでしょうね。でも、ルールブックがなかったとしても、困ることはまずありませんから、どうかご安心ください。

ただし、あなたがGMとして立候補しようとしておられるなら、別のことを言わなければなりません。
ルールブックは必要なページをコピーしておく必要があるでしょうし、キャラクターシートを人数分、ルールサマリー、戦闘マップなど、枚挙に暇がありません。どうか、ぬかりないようご準備ください。


Q9、そのほか、気をつけたほうがいいことはありますか?

A、3つほどお願いがあります。

1,楽しもうという気持ちを持つ
TRPGは楽しむためにやるものです。GMが用意したものを、PL全員で積極的に楽しもう、という気持ちがなければ、セッションもコンベンションも成立しません。

2,価値観の相違を受け入れる
同時に、複数の人間が集まる場であるということもご理解ください。自分がよいと思うものを、相手も同じように考えるとは限りません。価値観の違う人間が集まっているのだということをご理解ください。

3,相手の立場に立って考え、行動する
「だいす堂」創立以来の理念です。
多くの人が集まってひとつの空間を共有するときは、お互いに相手の立場に立って考え行動することが何より大切だと、だいす堂は考えています。お互いに気持ちよくTRPGを楽しめるような空間づくりのため、ご協力をよろしくお願いします。